2023年3月8日

地区総会ー活発な活動のため積極的にご参加を

(愛知保険医新聞2023年3月5日号)

愛知県保険医協会は、1949年の設立以来一貫して「保険医の生活と権利を守る」とともに「国民医療の充実と向上をはかる」ための活動を推進し、その目的達成のためにも、社会保障の充実と平和を守る社会の実現に努めてきた。
この間のコロナ禍での経営悪化やオンライン資格確認システム導入義務化をきっかけに、医院の廃業を早める先生からの相談も寄せられている。協会は、情報発信や相談活動を強めるとともに、オンライン資格確認システム導入の義務化の撤回と経過措置の抜本改善を求めている。
また、政府は、新型コロナウイルス感染症の感染症法の類型を、ゴールデンウィーク明けから5類に引き下げることを決定した。病院・診療所での患者受け入れ体制・患者の医療費負担やワクチン接種費用の公費負担、診療報酬上の取り扱いなどの見直しがされ、医療現場での混乱も予想される。
こんな時代だからこそ、医療機関を守り国民医療充実のため、より「頼りになる保険医協会」へ、協会をあげて取り組む所存である。
協会の2023年3月1日の会員数は9,144人であり、2023年度中には9,200人会員を達成し盤石な保険医協会を築き、新たな峰を目指している。保険医協会の行事や事業を会員の先生方の身近な地域で広げるため、1985年に県内を6つに分けて地区(名古屋北部地区・名古屋南部地区・尾張東部地区・尾張西部地区・西三河地区・東三河地区)を発足させ、地区を選出基盤として評議員会が確立した。
地区活動は①より良い診療・より良い経営を地域から、②会員・家族・従業員が楽しく集う場として、③健康講座など住民と結びついた医療活動、④自治体へのはたらきがけなど住民と共同した運動、⑤協会活動全体への積極的参加―を基本的な内容に、地区世話人・理事を中心に担当事務局のサポートで取り組まれている。
2023年は地区世話人改選の年である。「若返り・世代交代」のためにも、若手医師・歯科医師、女性医師・歯科医師の会員が新たな世話人となり、地区活動を盛り上げていただくことを期待している。
各地区で3月初旬から中旬にかけて地区総会が開催される。ぜひともご出席いただき、会員要求に依拠した活発な地区活動が行えるよう、先生方のお力添えをお願いするとともに、忌憚ないご意見をお聞かせいただきたい。

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