保険請求Q&A(2017年4月25日号)

保険請求Q&A(医科)

 2017年3月31日に厚生労働省から疑義解釈(その10)が発出されたので紹介する。
 なお、Q.3、Q.4の設問については省略しているが、4月15日付けで協会ホームページに掲載している保険請求Q&Aで解説しているので参考にされたい。

【排尿自立指導料(B005-9)】
Q.1 排尿自立指導料の留意事項通知における、「排尿に関するケアに係る専門的知識を有した多職種からなるチーム」において、
(1)作業療法士はチームメンバーに含まれるか。
(2)包括的排尿ケアを実施する際に、作業療法士が排尿に関連する動作訓練の実施者となってよいか。
A.1
(1)含まれる。
(2)よい。

【検査】
Q.2 平成28年12月1日より、FIP1L1-PDGFRα融合遺伝子検査が保険適用となったが、どのような場合に算定できるか。(編注 3,300点)
A.2 FISH法によるFIP1L1-PDGFRα融合遺伝子検査が可能な体外診断用医薬品として薬事承認を得ているものを用いて、測定した場合に限り算定できる。

【目標設定等支援・管理料(H003-4)】
(Q.3、Q.4省略、前号で解説すみ)

【認知療法・認知行動療法(I003-2)】
Q.5 認知療法・認知行動療法3の施設基準において専任の看護師が受講することとされている研修については、「認知療法・認知行動療法1又は2を行う外来に1年以上勤務し、治療に係る面接に60回以上同席した経験を持つ看護師を対象としたものであること」が満たすべき要件の1つとして規定されている。
(1)研修受講時点で治療に係る面接に60回以上同席している看護師については、上記の要件のみを満たさない研修を受講した場合でも、専任の看護師が受講することとされている研修を受講したとみなして、届出を行うことが可能か。
(2)ここでいう「治療に係る面接」は、認知療法・認知行動療法に係る面接に限定されるのか。
A.5
(1)可能である。
(2)通院・在宅精神療法に係る面接など、認知療法・認知行動療法に係る面接以外の医師が行う面接も含む。

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