勤務医の会代表就任のご挨拶

愛知保険医新聞2023年6月25日号掲載

緑区 棚橋千里

このたび、勤務医の会代表をさせていただくこととなりました棚橋です。
私は、三十年近く前、まだ初々しい研修医のころに保険医協会に入会しました。研修先の南生協病院には保険医協会のビッグネームの先生方がおられ、その先生方に“言われるがまま”入会。その後、“いつのまにか”勤務医の会や女性医師・歯科医師の会のメンバーになっていました。

三十歳代では小さい子どももいたため時間外や休日に委員会へ参加するのは難しく、年に一回参加できるかどうかの幽霊メンバーでした。しかしそんな私を会の先生方は温かく見守ってくださいました。おかげさまで子どもも大きくなり、委員会へ参加できるようになったのはこの数年です。少しずつ委員会の雰囲気にもなれてきて、メンバーの先生方のお名前などもわかってきたところです。勤務医の会の活動では前代表の中川武夫先生の存在が大変に大きく、“任せておけば間違いなし!”と言わんばかりに、私は“何も考えずに”参加するだけでしたが、会議では普段は聞くことができない話も多く、本当に学びになっていました。

そんな中、代表という大役のお声がかかりました。「え、私? 他に立派な先生たくさんいるのでは?」が私の(心の)第一声でした。さらに、代表交代は二十八年ぶりとのこと。なんと貴重な機会かと感慨深くもあり、お引き受けした今、身が引き締まる思いでいっぱいです。

政府の医療政策によって国民も医療従事者も負担が重くなっている中、勤務医の課題に真剣に向き合っていきたいと考えています。記憶力も悪く、理論的でもなく、気持ちが先走りがちなお調子者の私ではありますが、これまでの“いわれるがまま・いつのまにか・任せておけば・何も考えずに”を改め、これからは、副代表の先生方をはじめ、会のメンバーの皆様のご協力のもと、できることを一歩ずつ頑張ろうと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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