2007年6月5日

守ろう憲法九条

豊川市  川田 栄二
 私は現在九十五歳余の老人で、若い時代は戦争の唯中で言論の自由はなく、苦しい生活を強いられました。戦時中強いられた愛国心は敗戦と共に雲散霧消して、混乱の中で経験したのは露骨な利己心の跳梁でありました。政府指導の愛国心の空しさを痛感しております。敗戦によって与えられた憲法九条は、すばらしいと思いました。それが今誠に危くなっています。
「九条の会」の皆様の御努力に心から感謝すると共に、老人の体力の衰えで具体的に何の役にも立ちませんが、私の可能な範囲でお手伝いをさせて頂きたいと決心しています。
九条を守るためには、現在進行中の憲法改悪を阻止しなければなりません。しかし問題は、改悪を阻止できても、それを長期に維持するための心の準備が大切であると思います。
軍備を持たず、戦争を放棄するための確固たる信念を持たねばなりません。
そのためには、永遠不変不滅の真理に従う生活を堅持することから始めねばなりません。そして人間関係では、聖書に啓示されているように「自分を愛するように隣人を愛する」、すなわち、具体的には「何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ」を実行する努力を心掛けることであります。
真理に従い、隣人愛を実行し続けるならば、長い時間がかかっても、世界平和は実現可能であろうとの希望をいだいております。
「自分で復讐しないで、神の怒りに任せなさい」を信じたいと思います。
更に真の平和を願って「あなたの敵を愛せよ」にも常に努めたいと念じています。
私はこのような心掛けで、九条を守る会のお手伝いをさせて頂く覚悟であります。

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