2023年3月5日

健康保険証を廃止しないことを求める請願署名にご協力ください

現行の健康保険証廃止、〝NO〟の声を国会へ届けよう

政府は、現行の健康保険証を2024年秋にも廃止し、マイナンバーカードに保険証機能を一体化(マイナ保険証)させる方針を表明している。

通常国会に健保法・番号法等改正案提出の動き

この方針のもと、マイナンバーカードを取得しない人には「資格確認書」を交付しようと現在開会中の通常国会に健康保険法と番号法改正案を一括法として提出し、早期成立をめざしている。
マイナンバーカードの保険証利用には、カード紛失やマイナンバー漏洩のリスクのほか、5年に一度カード更新が必要なこと、寝たきりや認知症でマイナンバーカード取得が困難な方は医療機関への受診もできなくなるなどの懸念もある。また、災害などの停電時には、医療機関窓口で資格確認ができないなどの問題も考えられる。

「資格確認書」は申請制で1年更新

マイナ保険証を持たない人に交付する「資格確認書」は申請に応じての発行が検討されており、申請忘れにより保険の資格確認ができない患者が発生することが危惧される。
この「資格確認書」には、現行の保険証と同じ情報(氏名・生年月日、被保険者等記号・番号、保険者情報)が記載されることが示されている。「資格確認書」の発行のために発生する申請書の送付や受理などの事務手続きや費用などを考えると、マイナンバーカードを保険証として使うかどうかは個々の国民の任意とし、今まで通り健康保険証を交付すれば良いだけのことである。

医療現場や患者の声を、国会へ署名で届けよう

愛知県保険医協会ではこれまで首相、厚労・総務・デジタル各大臣へ提出する「保険証を廃止しないで」の要請署名に取り組んできたが、通常国会への法案提出の報道を受け、3月からは国会へ提出する請願署名に取り組む。国会請願署名は、地元選出国会議員へ紹介議員引き受けの働きかけを行い、国会へ提出する。現行の健康保険証を廃止する方針には、きっぱりと「NO」の声を見える化するため、ご協力をお願いいたします。

今までの署名に協力した方も、今回の署名にご協力ください

提出先が異なります
今回の署名→国会(衆・参両院議長あて)
今迄の署名→首相、厚労・総務・デジタル各大臣

署名の取扱い(月刊保団連3月号同封)

1.署名要領 … 全部埋まらなくても結構です。未成年の方の署名や代筆も有効です。
2.返送方法 … 同封の返信用封筒(切手不要)をご利用ください。
3.締め切り … 3月末 ※最終5月末日

請願署名のダウンロードはこちら

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