2022年度指導関連情報開示(2022年9月5日号)

「高点数」個別指導は今年度も実施せず
―東海北陸厚生局

協会は、今年度の個別指導などについて東海北陸厚生局に対して行政文書の開示請求を行い、資料を入手した。以下に主な内容を紹介する。
指導種別の2021年度実績と2022年度実施計画は別表1のとおり。
2021年度の個別指導では、147件が選定されたが、「高点数」理由での実施をしなかったため、合計25件に対して実施された。結果は、別表2のとおり、「概ね妥当」1件、「経過観察」18件、「再指導」6件となっている。
2022年度の個別指導の選定理由別計画件数を見ると、「高点数」理由では、前年度の実績は0件で、今年度も実施されない。また、「情報提供」が15件で前年度の約2倍となっている。「再指導」は14件で前年度より減少、「その他」理由が1件となっている。
「高点数」理由での個別指導は、2023(令和5)年度までは実施されないことが明らかにされている。協会は、2024年度以降に新型コロナウイルス感染症が終息した場合でも、高点数を理由とする個別指導を実施しないよう求めている。

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今年度の集団的個別指導の日程などに関しては、8月23日現在、協会に情報は寄せられていない。昨年度は資料配付に留められたが、今年度は医科ですでに実施されていることから、これ以上、新型コロナウイルスの感染が拡大しなければ、歯科においても実施される見込みとなる。平均点数と実施対象件数は別表3のとおり。
なお、自院の平均点については、東海北陸厚生局指導監査課に照会することができる。電話で保険医療機関名や保険医療機関コードなど必要な事項を告げると、折り返しの電話で回答がある。
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個別指導や集団的個別指導などに関して、不安などがあれば協会事務局に相談していただきたい。

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