6月23日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、9月1日から歯科用精密磁性アタッチメントの保険収載が決まった。
検討された案では、歯内療法を実施した支台歯にキーパーを装着した金属歯冠修復で根面を被覆した場合、装着の「1 歯冠修復」及び「注2 内面処理加算2」、金属歯冠修復の「1のイ 単純なもの」を準用して算定することと、合わせて、有床義歯に磁石構造体を装着した場合は、一個につき、有床義歯修理を準用して算定することなどが示されている。材料の保険償還価格は、義歯に装着する磁石構造体が7,770円、根面板に装着するキーパーは2,330円とされている。
対象商品は、6月23日現在(株)ケディカの「フィジオマグネット(磁石構造体とキーパー)」のみ。今後、対象の商品が増える可能性がある。
8月31日現在、具体的な取り扱いや請求方法を示した通知が発出されていない。今後、発出され次第、保険医新聞・協会ホームページなどでお知らせしていく。
2021年9月8日