集団的個別指導を中止―新型コロナ影響で

集団的個別指導を中止―新型コロナ影響で

 今年度の指導などについては、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、例年とは異なる実施方法となる。

 個別指導・監査は「実施する」が、集団的個別指導は「中止する」こととされた。また、指定時・更新時の集団指導は、「実施するが、資料を配付した場合も、実施したものとみなす」とされている。 2019年度の実績と2020年度の予定については別表1のとおり。

 新型コロナの影響で7月までの間、指導が行われなかったため、予定件数を消化することは難しい。厚労省の通知でも「今年度の計画未達成が見込まれるが、やむを得ない」としている。選定理由別の予定件数を見ると、「情報提供」7件、「再指導」33件、高点数105件。特に「再指導」による件数が年を追うごとに増えている。2018年度には18件だったが、2019年度は28件、今年度の予定は33件になっている。

 高点数による個別指導については、前々年度に集団的個別指導を受けた医療機関のうち、前年度の平均点数に基づき基準点数を超え、かつ上位4%に該当する医療機関が対象となる。平均点数と対象件数は別表2のとおり。協会は、高点数を理由とする個別指導の選定には反対している。
 自院の平均点数については、東海北陸厚生局指導監査課に照会が可能である。電話で保険医療機関名や保険医療機関コードなど必要事項を告げると、折り返しの電話で回答がもらえる。

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 個別指導や集団的個別指導など、通知が届いて不安なことがあれば協会に相談していただきたい。指導関連については、愛知保険医新聞7月15日、25日、8月25日の各号3面に詳細を掲載しているので参照されたい。

 

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