歯科医療機関の施設基準届出状況

明細書発行体制等加算、CAD/CAM冠が増加

 協会では、4月1日時点における県内歯科医療機関の、施設基準の届出状況を調べてまとめた(表参照)
 昨年の5月時点での届出件数と比べて、CAD/CAM冠は1,150件増の1,868件、明細書発行体制等加算は676件増の1,918件と大幅に増加している。続いて、歯科口腔リハビリテーション料2が211件増、歯科外来診療環境体制加算が175件増となっている。CAD/CAM冠と明細書発行体制等加算については、昨年10月時点の状況からも、それぞれ392件増、382件増で、約半数が届出している状況である。
 2014年4月改定で新たに設けられたCAD/CAM冠と歯リハ2、再診時の点数が引き上げられた外来環は、歯科医院の収入増に結び付く点数項目として届出が行われている。また明細書発行体制等加算は、今年4月から、免除医療機関を除いて電子レセプト請求が義務化となったことに伴う増加である。ただし、再診時にわずか1点の算定となるこの加算については、明細書の発行が義務となっている電子レセプト請求実施医療機関が2月診療分で3,060医療機関あるのに対し、加算の届出は3分の2程度に留まっている。
 2014年改定の柱の一つでもあった在宅歯科医療関係では、在宅かかりつけ歯科診療所加算の届出は65件、在宅療養支援歯科診療所の届出も7%台と、あまり増えていない。
 

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