550医療機関800人超が参加~歯科新点数説明会

 

 協会では、3月31日(土)午後7時から豊橋・名豊ビルで、4月1日(日)には午後1時から名古屋国際会議場「白鳥ホール」で「歯科新点数説明会」を開催し、合計554医療機関801人が参加した。今回の歯科診療報酬改定は公称1.7%の引き上げとなり、前回改定に続きプラス改定となった。基礎的技術料の引き上げなど要求が一部実現したが、改定幅はわずかであり、歯科医療危機に歯止めをかけるには、医療費の総枠拡大と歯科診療報酬の大幅な引き上げが求められている。こうした状況を踏まえ、「歯科診療報酬の大幅引き上げ、保険で良い歯科医療の実現を求める決議」を参加者で採択した。

 説明会では、池潤副理事長が「今回長期に据え置かれてきた基礎的技術料が引き上げられたが、私たちが取り組んできた署名運動と、署名を携えて繰り返し行った国会議員要請行動などが改善につながっている。署名は大きな力になると確信する。今回の改定率はあまりにも低いが、さらに診療報酬を引き上げ歯科医療の改善を実現するため、署名運動に協力をお願いしたい」と挨拶した。
 続いて、協会歯科部会・専門委員会の講師団から、保団連が作成した「2012年改定の要点と解説」と診療報酬明細書記載の変更点などの当日配布資料をもとに、「今次改定の特徴と問題点」、「新点数の要点と解説」、「介護保険改定の要点」、「症例解説と請求事務」について説明を行った。改定内容を詳細に記述したテキストと、ポイントを強調して解説した講師の説明が参加者にわかりやすいと好評であった。
 また、説明会では署名の協力を訴え、「安心して受けられる医療の実現を求める署名」が1242筆、「原発撤退、エネルギー政策の転換を求める署名」が1106筆寄せられた。説明会で採択された決議の項目は別掲のとおり。

説明会で採択された決議の項目

一、医療費の総枠を拡大し、基礎的技術料のさらなる引き上げ、初・再診料の医科歯科格差是正、歯科診療報酬を大幅に引き上げること。
一、過去の改定で基本診療料等に包括された診療行為を、独立評価し復活すること。
一、歯科開業医が日常行っている保険給付外の歯科医療技術は、適正な評価で速やかに保険導入すること。
一、いつでもどこでも誰もが安心して歯科医療を受けられるよう、患者窓口負担の大幅な軽減を行うこと。

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