東海北陸厚生局は、今年度の指導にかかるレセプト一件あたりの平均点数をホームページ上で公表した。歯科の平均点数は1,235点で、昨年度から8点下がった。
集団的個別指導は、平均点数の1.2倍を超えて、かつ上位8%に該当する場合に対象となる(表)。今年度集団的個別指導の対象となった歯科医療機関が、翌年に平均点数上位4%に該当すると、さらに翌年の「高点数」理由の個別指導の対象となる。
これまでコロナ禍により中止されていた「高点数」理由による個別指導は、2024年(令和6年)度は実施される。対象は、2022年度に集団的個別指導を受け、2023年度も「高点数」に該当する医療機関を選定し、かつ2019年度に集団的個別指導を受け、2021年度に「高点数」理由の個別指導の対象に該当していた医療機関としている。協会・保団連は「高点数」理由の個別指導は行わないよう厚労省に要請している。
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自院の平均点については、東海北陸厚生局指導監査課に照会することができる。電話で保険医療機関名や保険医療機関コードなど必要な事項を告げると、折り返しの電話で回答がある。
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個別指導や集団的個別指導などに関して、不安などがあれば協会に相談していただきたい。