1月から保険導入 ファイバーポストを用いた支台築造の請求

 2016年1月1日より保険導入されたファイバーポストと複合レジン(築造用)を用いた支台築造について、12月28日に厚労省から通知が出された。以下に保険請求とレセプト記載の要点を掲載する。

〔使用の留意事項〕

・ファイバーポストは1根管あたり1本を限度として算定する。大臼歯および小臼歯に使用する場合は、1歯あたり2本を限度として算定する。
・1月1日現在、保険適用のファイバーポストはジーシーファイバーポスト(φ1.2、φ1.4、φ1.6)のみ。ファイバーポストの種類と保険適用の可否などについてはメーカーや納入業者等に確認すること。

〔請求点数〕

・ファイバーポストを用いた支台築造はその他コア(1歯につき)の126点により算定する。これに保険医療材料料を合算し算定する。
・保険医療材料料について、大臼歯は27点+ファイバーポスト89点×使用本数、小臼歯・前歯は15点+ファイバーポスト89点×使用本数。【1本使用時=89点、2本使用時=178点】
・間接法により支台築造を行う場合は、支台築造印象26点を算定する。
・ファイバーポストを用いた支台築造の除去は、「根管内ポストを有する鋳造体の除去」54点を算定する。

〔レセプト記載〕

・レセプトの記載について、歯冠修復・欠損補綴の「その他」欄に部位ごとにそれぞれ「部位」、「ファイバーポスト」、「使用本数」、「点数×回数」を記載する。
 

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