十二月二日から現行の健康保険証の新規発行が停止することに伴い、資格確認方法は七通りになると考えられる。今後の医療機関窓口での資格確認方法について、表でまとめたので紹介する（表参照）。

オンライン資格確認対応の医療機関
　①現行の健康保険証（～最長で二〇二五年十二月一日まで）、②資格確認書（二〇二四年十二月二日～）、③マイナンバーカード、④顔認証マイナンバーカードで資格確認する。
マイナ保険証がカードリーダーの不具合等で使用できない場合、①「現行の健康保険証」、②「資格確認書」、または、マイナ保険証と併せて⑤「マイナポータルの資格情報画面」か「医療保険の資格情報」のＰＤＦをダウンロードしたもの、⑥「資格情報のお知らせ」のいずれかを提示してもらい確認する。
　いずれの方法でも資格確認ができない場合は、患者に⑦「被保険者資格申立書」の記入とマイナ保険証で資格確認する。ただし、過去に受診歴等がある患者で、その時から資格情報が変わっていないことを口頭確認し、「被保険者資格申立書」に記載すべき情報が把握できている場合は、当申立書の提出があったものと取り扱うことができる。

オンライン資格確認未導入の医療機関
　①現行の健康保険証、②資格確認書で資格確認する。マイナ保険証登録患者については、マイナ保険証と併せて⑤「マイナポータルの資格情報画面」か「医療保険の資格情報」のＰＤＦをスマホにダウンロードしたもの、⑥「資格情報のお知らせ」のいずれかを提示してもらい確認する。

　現時点の確認方法は以上だが、紹介した確認方法以外にも、今後は二〇二五年度以降にスマホにマイナ保険証の機能を搭載することや、二〇二六年度中に次期マイナンバーカードの導入が予定されている。
保険医協会は引き続き保険証存続に向け取り組んでいく。