10月3日に集団的個別指導を実施  協会は高点数による指導に反対

10月3日に集団的個別指導を実施  協会は高点数による指導に反対

 レセプト一件当たりの平均点数が高点数である歯科医療機関を対象に実施される集団的個別指導(集個)は十月三日(木)二時~四時まで、東区のウィルあいちで行われる。対象となる歯科医療機関には九月十二日付で実施通知が送付されている。
 集個の対象となるのは、「前年度のレセプト一件あたりの平均点数が、愛知県の平均点数の一・二倍を超える医療機関で、かつ上位から八%の範囲に相当する医療機関」であり、今年度の対象は二百九十歯科医療機関となっている。平均点数は千百九十二点で、一・二倍の点数は千四百三十点、集個の対象医療機関の平均点数は、千四百七十一点以上である。
 対象医療機関は、前年・前々年に集個または個別指導を受けた医療機関は除外されるため、平均点数の高い方から七百四十一番目に該当する歯科医療機関までが対象となっている。
 集個の指導方法は、指導大綱では、個別形式の指導と講習会形式の指導を組み合わせて行うこととなっているが、現在は個別形式の指導は行われず、講習会形式による集団指導のみ実施とされている。なお、集個を受けた翌年度も高点数に該当すると、翌々年度に個別指導の対象となる。集個については、「委縮診療になる」「患者数、実日数が考慮されない」「平均点数中心で良い医療に繋がらない」などの批判が強く、協会では高点数理由による集個の廃止を求めている。

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