新年挨拶

社会保障と平和を守る国民医療改善に取り組む

理事長 荻野 高敏

新年明けましておめでとうございます。年頭にあたり会員諸先生のご健康とご多幸をお祈りします。
皆様のご理解、役員の先生方や事務局の協力を得て、9,151名会員で新年を迎えることが出来ましたことに感謝いたします。

昨年は、オンライン資格確認システム導入義務化に反対しました。
会員アンケートで、義務化されると廃業せざるを得ない、とする回答が12%もあり、マスコミにも取り上げられました。保団連の厚労省交渉で、療担規則違反状態となった場合でも、即時の指定取り消しとはならない回答を引き出しました。
コロナ禍から診療と経営を守る取り組みで、HER-SYS入力など事務負担は軽減されました。新型コロナ対応地方創生臨時交付金を活用し、愛知県から医療機関へ支援金が支給されることになりました。

岸田政権は防衛費を二倍に増やし、敵基地攻撃能力を持とうとしています。しかし日本の現状は、アベノミクス後遺症で人口減少に歯止めがかからず、国内産業は衰退しています。
社会的危機に直面して、民主的再生の道か、軍事的破局の道かの選択を迫られています。
国民の命と健康を守ることを使命とする私たちは、憲法第13条「すべて国民は個人として尊重される。(中略)国政の上で最大の尊重を必要とする」政治の実現を目指します。

今年も社会保障と平和を守ることを一体の課題として国民医療改善に引き続き取り組みますので、協会の諸活動に変わらぬご支援のほどよろしくお願い致します。


2023年新春特集号 表紙写真

修善寺にて 海部郡 三木 敏彦 - 散歩中に出くわした3人
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