支払基金が審査情報提供事例を追加
支払基金から「審査情報提供事例について」が公開された。これは、審査における一般的な取扱いについて広く関係者に情報提供を行うとして、逐次公開されているもの。8月26日付で3件が追加されたので、参考としていただきたい。
歯科用3次元エックス線断層撮影
○ 取扱い
原則として、顎変形症に対して歯科用3次元エックス線断層撮影の算定を認める。
○ 取扱いを定めた理由
顎変形症に対する診断や治療計画を立案する上で、顎骨や顎関節の形態等を3次元で把握するために歯科用3次元エックス線断層撮影の画像情報が有用な場合がある。
咬合調整
○ 取扱い
原則として、歯の鋭縁に対して咬合調整の算定を認める。
○ 取扱いを定めた理由
歯の鋭縁が接触した場合に、歯又は歯周組織に対する過重圧がかかるため、これらの部位に対する負担を軽減するために咬合調整を行う必要が臨床上あり得るものと考えられる。
知覚過敏処置
○ 取扱い
原則として、乳歯に対して知覚過敏処置の算定を認める。
○ 取扱いを定めた理由
乳歯については、解剖学的形態等により象牙質知覚過敏症が発症することがあり、知覚過敏処置を行うことが必要となる場合がある。