より良い医療制度をめざす活動

【16.06.25】子どもの命・健康を守れ!子どもの任意予防接種助成拡がる

子どもの命・健康を守れ!子どもの任意予防接種助成拡がる

 協会地域医療部は、2016年4月現在の予防接種制度の実施状況等について愛知県内全市町村にアンケートを行った。結果がまとまったので概況を報告する。

インフルエンザ助成7自治体
 子どものインフルエンザワクチンの助成について、今年初めて調査を行った結果、7自治体が一部、または全額助成を行っていることが明らかになった。
 安城市、蒲郡市、北名古屋市、あま市、飛島村、設楽町の6自治体は対象は様々だが、1000円を助成し、差額分は自己負担となる。自己負担無料で中学生まで予防接種が受けられるのは、豊根村のみだった。
 また飛島村は、対象を子どもだけに限らず65歳までとしており、誰でも1000円の助成を受けてインフルエンザの予防接種が受けられる(65歳以上は定期接種となる)。
 昨シーズン名古屋市内で、集団風邪による学年または学級閉鎖校(園)数は760に達した。子どもたちの健康を守るためにも、すべての自治体でインフルエンザの予防接種助成制度があることが望ましい。

ロタ 13自治体に

 ロタウイルスワクチンは、刈谷市、飛島村、幸田町が新たに加わり、13自治体(24%)が助成を実施している。さらに岡崎市が2016年中の助成開始に向けて検討中だ。また自己負担無料で実施しているのは、飛島村、東栄町、豊根村の3自治体。調査を開始した2012年4月には、ロタウイルスワクチンの助成を実施していたのは豊根村のみだったが、協会も参加する愛知自治体キャラバンの成果もあり、わずか4年で13自治体にまで拡大した。

定期接種化のB型肝炎
 10月のB型肝炎定期接種化を前に、安城市(7月から)と飛島村(4月から)が、助成を新たに開始する。両自治体とも自己負担無料でB型肝炎の予防接種が受けられる。すでに一部を助成しているのは名古屋市、豊橋市、豊田市、みよし市の4自治体。
 ワクチンで防げる疾病は国による早急な定期予防接種化が求められる。定期接種から漏れた場合は自治体の受け皿が必要である。
 B型肝炎定期接種化に向けて、早急にすべての自治体で無料でB型肝炎予防接種が受けられるようにすべきだ。

水痘・風疹助成少なく
 水痘ワクチンの定期接種から漏れた対象者を助成している自治体は東栄町と豊根村の2自治体のみだ。ともに自己負担なしで水痘ワクチンが受けられる。また、風疹のワクチンについて、定期接種から漏れた対象者を助成しているのは豊田市と小牧市とみよし市の3自治体。豊田市とみよし市は1期と2期の期間に未接種となった児童へ5000円の助成をし、超えた分については自己負担。小牧市は7歳未満の未接種者を対象に、自己負担なしで実施している。まだまだ助成を実施している自治体が少ないのが現状だ(詳細は協会ホームページ参照)。

おたふくかぜ 2回助成を
 おたふくかぜワクチンの助成を行っているのは昨年度の調査と変わらず名古屋市、豊橋市、豊田市、小牧市、みよし市、飛島村、東栄町、豊根村の8自治体だった。中でも、自己負担無料で実施しているのは小牧市、飛島村、東栄町、豊根村の4自治体。
 おたふくかぜは、1歳から小学校入学前までに2回ワクチンを打つことが推奨されている。しかし、どの自治体も助成は1回のみで、2回目の接種は全額自己負担となる。さらなるワクチン助成制度充実のために、おたふくかぜワクチンの2回助成を求めたい。
高齢者肺炎球菌ワクチンアンケート結果はこちら。  

 

 

 

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