より良い医療制度をめざす活動

【15.07.05】予防接種事業自治体アンケート

予防接種事業の拡充へ〜全市町村にアンケート〜

 協会地域医療部は、今年4月現在の予防接種事業について、実施状況等を愛知県内の全市町村にアンケートを行った。結果がまとまったので概況を報告する。

◆高齢者用肺炎球菌―41市町村が定期予防接種の対象者基準を拡大
 高齢者用肺炎球菌の予防接種は、愛知県では、協会も参加する愛知自治体キャラバンの成果もあり、昨年まで、ほぼすべての市町村で任意予防接種への助成が行われていた。しかし、昨年10月に定期接種化された事を契機に、事業自体の廃止を予定した自治体が23市町村あったため、定期予防接種の対象者から外れてしまう住民への任意予防接種事業の継続について調査した。
 今年度、任意予防接種事業を行わない市町村は、豊橋市、津島市、碧南市、蒲郡市、新城市、豊明市、田原市、愛西市、弥富市、あま市、大治町、蟹江町、飛島村の13自治体に留まり、その他の市町村は、定期予防接種の対象者を拡大して任意予防接種を継続している事が判明。
 あわせて定期予防接種対象者への個別通知についても調査し、名古屋市、瀬戸市、東海市、阿久比町、南知多町、美浜町、東栄町の7市町のみが未実施であった。昨年の調査では、実施が6市町のみであったのに比べ、定期予防接種化にあたって、多くの市町村が実施を開始している。

◆おたふくかぜ・ロタの実施市町村が拡大。B型肝炎への助成も始まる
 おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、豊田市、みよし市が新たに加わり、名古屋市、豊橋市、小牧市、飛島村、東栄町、豊根村の8市町村(14.8%)での実施となった。無料で実施しているのは、小牧市、東栄町、豊根村のみであった。
 ロタウイルスは、豊田市、田原市、みよし市、設楽町が新たに実施し、名古屋市、豊橋市、安城市、北名古屋市、東栄町、豊根村の10市町村(18.5%)での実施となった。無料での実施は東栄町、豊根村のみであった。
 B型肝炎ウイルスは、豊橋市、豊田市、みよし市が他の自治体に先駆けて実施し、今後の定期接種化を見据えた助成制度の拡大が求められる。

◆ワクチンで防げる病気はワクチンで防ぐ
 ワクチンで防げる疾病は国による早急な定期予防接種化が求められる。また、定期予防接種化されても、対象者から漏れる人の受け皿を各自治体が行う事は当然である。子ども用風しん予防接種では小牧市が、子ども用水痘予防接種では東栄町、豊根村が定期予防接種の対象者を拡大して助成を行っている。希望する人が、無料で接種出来るまでの間は、全市町村での助成制度実施が求められる。

※ 自治体アンケート結果詳細はこちら

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