より良い医療制度をめざす活動

【14.06.25】予防接種アンケートまとまる

風しん予防接種は53市町村で助成―ただし県制度の対象者は範囲が狭まる
予防接種アンケートまとまる


協会地域医療部は、今年四月現在の予防接種制度について、「成人の風しん予防接種」「任意予防接種」それぞれの実施状況等を愛知県内全市町村にアンケートを行った。結果がまとまったので概況を報告する。

成人の風しんワクチン53市町村で助成

 一昨年から成人の風しん発症が急増しており、愛知県では昨年から成人への風しん予防接種への助成を行っている。今年四月から事前抗体検査を必須とし、対象も「妊娠を予定・希望する女性」のみとし、その他厳しい要件を設け、対象者の範囲を狭めている。各市町村の状況を調査した。
 「未定(4月22日現在)」と回答した長久手市を除く53市町村で助成が行われており、対象者を県制度より拡大しているのは30市町村(55.6%)となっている。
 事前抗体検査は大半の市町村が必須としているが、豊川市、知多市、あま市、豊山町、扶桑町、東浦町、設楽町、豊根村の八市町村(14.8%)が不要としている。
 助成事業は、昨年も今年も単年度事業であるが、真剣に風しん対策を進めるのであれば、期間を限るのでなく恒久的な制度とすべきである。また希望する人全員が無料で接種できるようにすることも必要だ。

高齢者用肺炎球菌―52市町村で任意予防接種継続

 高齢者用肺炎球菌は、今年10月に定期予防接種化される予定であるが、愛知県では、協会も参加する愛知自治体キャラバンの成果もあり、ほぼすべての市町村で高齢者用肺炎球菌の任意予防接種への助成が行われている。定期予防接種化されるまで時間差があることから、4月現在での任意予防接種の実施状況を昨年に引き続き調べた。
 昨年から、豊田市、安城市、常滑市で新たに実施されたが、定期予防接種化を理由に東郷町が廃止し、2013年度中に実施予定だった幸田町が予定なしとしたため、予定を含み52市町村(96.3%)での実施となった。
 実施状況と同時に、個別通知についても調査した。個別通知を実施しているのは、6市町(実施市町村のうちの11.1%)のみとなっている。定期予防接種化にあたって、ワクチン接種履歴の管理も課題の一つとされており、市町村が個別通知をすることが接種履歴の管理に役立つと考えられる。

おたふくかぜ・ロタは6市町村での実施

 おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、豊橋市が新たに実施し、名古屋市、小牧市、飛島村、東栄町、豊根村の6市町村(11.1%)での実施となった。無料で実施しているのは小牧市、東栄町、豊根村のみである。
 ロタウイルスは、安城市が新たに実施し、名古屋市、豊橋市、北名古屋市、東栄町、豊根村の6市町村(11.1%)での実施となった。無料での実施は東栄町、豊根村のみである。
 B型肝炎ウイルスを実施している市町村は今回もなかった。
 「ワクチンで防げる病気はワクチンで防ぐ」ことが必要であり、早急な定期予防接種化が求められるが、定期予防接種化されるまでの間は全市町村での助成制度実施が求められる。

予防接種についてのまとめ(2014年4月)

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