より良い医療制度をめざす活動

【13.05.25】予防接種事業調査まとめ

高齢者用肺炎球菌ワクチン実施が9割超へ

 協会地域医療部は、今年四月現在における愛知県内市町村での、定期接種化された3ワクチンの自己負担及び任意予防接種への助成制度の実施状況を調査した。今回は昨年調査したみずぼうそう・おたふくかぜ・高齢者用肺炎球菌、ロタウイルスに加え、B型肝炎ウイルスの実態も調査した。調査のまとめを報告する。

定期化で全市町村が無料に―ヒブ・小児用肺炎球菌・HPV

 今年4月から定期予防接種化されたヒブ・小児用肺炎球菌・HPVの3ワクチンは、全市町村で自己負担無料で接種できることが分かった。
 市町村担当者からは「すでに定期予防接種で無料接種としている他のワクチンとの整合性が取れない」との意見もあり、任意予防接種の時は有料だったものが無料とされている。

実施市町村9割超える―高齢者用肺炎球菌

 高齢者用肺炎球菌は、前回調査(2012年4月)から15市町村が増え、51市町村(94.4%)での実施(予定含む)となった。
 ワクチン接種により、医療費を約5千億円削減できるとの厚労省の試算もあり、全市町村での実施が求められる。

5市町村が実施―みずぼうそう・おたふくかぜ・ロタウイルス

 おたふくかぜ・みずぼうそうへの助成は名古屋市、小牧市、飛島村、東栄町、豊根村で実施されている。小牧市、東栄町、豊根村は自己負担無料となっている。
 ロタウイルスへの助成は名古屋市、豊橋市、北名古屋市、東栄町、豊根村で実施されている。東栄町、豊根村が自己負担無料となっている。ワクチンには2種類あり、それぞれ助成額が異なるため、自己負担額が変わる。
 B型肝炎ウイルスへの助成を実施している市町村はなかった。

継続した運動が拡充後押し

 任意予防接種への助成制度の要望は2009年の愛知自治体キャラバンでヒブ・高齢者用肺炎球菌への助成制度を求めたことが始まりだ。また、任意予防接種の定期化は翌年の2010年から要望を始めている。
 全国の市町村からの意見書や、継続した運動が任意予防接種助成制度の拡充、任意予防接種の定期予防接種化などを勝ち取っている。
 WHOが接種を推奨しているが、日本ではまだ定期接種化されていないみずぼうそう・おたふくかぜ・高齢者用肺炎球菌・ロタ・B型肝炎ウイルスワクチンも、早急な定期予防接種化が必要だが、各市町村でも助成制度を実施すべきだ。

定期予防接種3ワクチン一覧表(2013年4月)
任意予防接種に関するアンケート(2013年4月)

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