より良い医療制度をめざす活動

【12.12.15】任意予防接種助成事業

   データマップ2012の第3回は「任意予防接種」について、実施状況の報告と解説を行う。

任意予防接種助成事業

要請項目
①Hib、小児用肺炎球菌、HPVワクチンの予防接種は無料で受けられるようにしてください。
②高齢者用肺炎球菌、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、B型肝炎、ロタウィルスワクチンの任意予防接種に助成制度を設けてください。

6割が引き続き無料接種―ヒブなど3ワクチン

 ヒブ・小児用肺炎球菌・HPVは昨年に引き続き、それぞれ約六割の市町村が自己負担無料(全額公費負担)となっている。
 来年度から定期予防接種となる方向ではあるが、国の方針では被接種者から一部負担金の徴収ができることになっている。住んでいる市町村によって格差が生まれないよう、全市町村で無料接種できるようにすることが必要だ。

実施市町村が2/3へ―高齢者用肺炎球菌

 高齢者用肺炎球菌ワクチンの助成を新たに実施したのは、東浦町(助成額五千円)、知多市・清須市・北名古屋市・豊山町・南知多町・武豊町(同四千円)、東郷町・設楽町(同三千五百円)、瀬戸市(同三千百円)、半田市・豊川市・津島市・新城市・知立市・豊明市・愛西市・弥富市・あま市・大治町・蟹江町(同三千円)の二十一市町村。これにより、昨年の十九市町村(三五・二%)から、四十市町村(七四・一%)へと倍増し、三分の二を超える市町村での実施となった。
 高齢者の死亡原因の約四割が肺炎と言われるが、ワクチンを接種することにより、死亡率を下げることができるとともに、肺炎の重篤化を防ぐこともできる。重篤化が防げれば、結果的に医療費の削減につながる。高齢期を安心して過ごすためにも、全市町村での助成実施が求められている。

4市村が実施―ロタウィルス

 今回のキャラバンで、はじめてロタウィルスワクチンの助成状況を調査した。
 名古屋市・豊橋市・北名古屋市・豊根村の四市村(七・四%)が助成を実施しており、豊根村のみが自己負担無料(全額公費負担)で実施している。
 名古屋市・豊橋市・北名古屋市はワクチンの種類によって対象者・助成額を変えている。
 ロタウィルスは、乳幼児が感染・発症すると重篤化しやすく、命に関わる。重篤化防止のために、全市町村での実施が望まれる。

小牧市が新たに実施―みずぼうそう・おたふくかぜ

 名古屋市・飛島村・豊根村に続き、小牧市が両ワクチンとも自己負担無料(全額公費助成)で助成を開始し、合計四市村(七・四%)での実施となった。
 両ワクチンとも定期予防接種に組み込まれる方向ではあるが、それを待たずに対象者全員が接種できるよう、全市町村での助成実施が求められている。

実施市町村はゼロ―B型肝炎ウィルス

 今回が初めての調査だったが、B型肝炎ウィルスワクチンの助成を実施している市町村は無かった。

任意予防接種費用補助実施状況(一覧)(PDF)
任意予防接種費用補助実施状況(詳細)(PDF)

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