愛知県保険医協会の平和を求める取り組み

【10.06.25】NPT再検討会議・ニューヨーク行動報告(3)

ピースコンサート、公開シンポジウム

 ニューヨーク2日目は、午前中、専門ガイドの案内で市内観光。少しアメリカとニューヨーク・マンハッタンを理解して、午後からは、リバーサイドチャーチで行われる、ピースコンサートと公開シンポジウムに行く。この教会は、マルチン・ルサーキングがベトナム反戦の演説をした、また、ネルソン・マンデラが釈放後の初訪米でスピーチを行った、ゆかりの教会とのこと。リバーとは、飛行機の不時着で有名になったハドソン川のことである。なかなか大きく立派な教会であった。私たちが来る前、4月30日からNGOの国際平和会議が行われ、5月1日その閉会総会で、潘基文国連事務総長が来て、演説したという。
 やや遅れて会場についたので、コンサートはすでに始まっていた。大聖堂の壇上は、日本のうたごえ合唱団が、百人くらいで歌っていた。たくさん来たんだと感心。「原爆ゆるすまじ」「ヒロシマ」など歌う。そのあと、3人のシンガーソングライターが登場し、歌を披露。きたがわてつさんは、おなじみ「ヒロシマのある国で」。橋本のぶよさんが「平和の誓い」を英語で歌った。もうひとりは、ニューヨークの歌手ディナさん。彼女はジャズ畑の人のようで、ピアノを弾きながら、自身が好きな歌だという、広島の中学生が詩を書き日本全国に広まった「ねがい」をジャズにアレンジして歌った。ゴスペル調で、場の雰囲気にも合い、非常に良かった。その後、「ニューヨーク・レイバー・コーラス(労働者合唱団)」が歌う。労働者と言っても、大部分高齢でリタイアした人と思われた。題名は忘れたが、いかにもアメリカっぽい曲が、なかなか良かった。最後にみんなで、「ウィーシャルオーバーカム」を大合唱。
 公開シンポジウムは、日本原水協・高草木さんがコーディネーターで、シンポジストは、エジプト軍縮大使ヒシャム・バドル、米フレンズ奉仕委員会のジョセフ・ガーソン、米ピースアクションのポール・マーティン、英核軍縮キャンペーン(CND)副議長セーラ・カーティンの各氏。高草木さんがパネラーの紹介と基調報告。「CNDは1958年から平和行進をしている。日本でよく見られる、反核ピースマークはCNDのデザイン」と。バドルさんは「NPT最終合意文書に(核兵器廃絶条約の交渉開始)を盛り込むよう声明を出した。パレードを見ました。勇気づけられた」とのべ、非同盟運動、新アジェンダ連合にも言及。ガーソンさんは、国際会議への潘基文氏の参加の意味、オバマの核政策の評価など。マーティンさんは、アメリカの平和運動について。カーティンさんは、トライデントミサイル更新について、またCNDの活動についての報告。ここで、昨日の行進にも参加した共産党志位委員長ら3人の国会議員が紹介され、共産党が訪米してからの活動報告をした。
 パネラーの発言が終わって、会場からの質疑。こんな広い会場でもやるんだと、原水協の姿勢に感心。いくつかの質問の最後に、高校生の「核抑止に代わる、平和を守るものは何?」との質問が印象に残る。残念ながらパネラーからは、ぴたっとした回答は聞けなかった。自問自答してみる。「それは憲法九条だろう」と、答が浮かんだ。                   (緑区 土井 敏彦)

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