愛知県保険医協会の平和を求める取り組み

【10.06.05】NPT再検討会議・ニューヨーク行動報告(2)

署名と「国際行動デー」パレード

 5月1日夜、宿舎のホテルを目の前にしながら、対テロ警戒の道路封鎖に遭って、空港から乗ったバスの中に3時間近くも足止めされたので、就寝は3時過ぎになりました。
 翌2日は「国際行動デー」。午前中は署名に出ました。ニューヨークの繁華街、タイムズ・スクエアの一角にあるチケット・センターの付近は、ミュージカルなどのチケットを買う人が長い行列をつくっていて、その傍らにはテーブルを囲んで話し込んでいる人たちもいました。
 数人に声をかけましたが、すでに他のグループが済ませたらしく、ほとんどが「先刻署名した」と答えるので、仕方なく通りかかる人たちを対象にしました。土井先生がしきりに声を張り上げて呼びかけられるので、私はその脇に立って、もっぱらアイ・コンタクトを試みました。
 路上に並べた被爆者の写真を熱心に見ていた女性が、つかつかと近寄って署名してくれましたが、この人はドイツから来た女医さんでした。視線が合って署名に応じてくれたアメリカの青年は、ナゴヤと聞くと目を輝かし、南山高校に在学したことがあると話してくれました。
 午後はそのタイムズ・スクエアから七番街を少し南に下がった42丁目へ行きました。車道を半分塞ぐ形にステージが作られていて、壇上には共同代表の一人・澤田昭二氏の姿がありました。その周囲は全国各地から集まった代表団で埋め尽くされ、その人混みの中でたちまち私は迷子になりました。
 愛知の仲間を探すとステージから遥か南に離れたところでした。SSDI(第一回国連軍縮特別総会)のときは500人、前回のNPT再検討会議には1000人だった代表団が今回は1500人余り。平和と核廃絶の世論がここまで高まっていることをひしひしと感じました。特に若い人の参加が多いことは喜ばしい限りです。
 薄曇りだが気温はそれなりに高く、ステージが遠いのでスピーカーの名前もほとんどききとれず、正直なところ少々退屈で辛い時間でした。それが延々2時間もつづいたので、参加している高齢被爆者が心配になって来ました。
 総勢一万人の行進がようやく動きはじめました。5年前ほどの威勢はなく、粛々とした行進でした。5年前はイラク戦争反対でアメリカ中が沸き立っていたが、今は沈静化していることは後で聞きました。
 国連本部前のハマーショルド広場で行進は終りましたが、ここでカバクテュランNPT会議議長とドゥアルテ国連上級代表に690万1037筆の署名が提出されました。
                                   (北区 徳田 秋)

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