核戦争に反対する医師の会

【15.03.15】「NYへ行ってきます」

核兵器のない世界を(2)
思い集めNYへ行ってきます
千種区・勤務医 中川 武夫


NPT(核不拡散条約)再検討会議は、1995年に無期限延長されてから5年ごとに開催されている。しかし、残念ながら「核廃絶」への歩みは、確実な前進とは程遠いものであった。2005年の会議に至っては「最終文書」をまとめられないまま閉幕するという事態であった。
2010年の再検討会議では合意文書は採択されたものの、その内容は行動計画が抽象的であり、オバマ政権の誕生とプラハ演説で高まった「核兵器のない世界」への大きな前進をとの期待とは大きくかけ離れたものであったといえる。2010年のニューヨーク行動には、故徳田秋先生、土井敏彦先生と一緒に私も初めて参加し、現地で署名活動をおこない、大デモンストレーションや国連内の行動、またアメリカの医療労働組合との交流に参加してきた。圧巻は、日本から持参した「核兵器全面禁止のアピール署名」を国連代表の前に積み上げたことである。残念ながら、その現場に居合わせることはできなかったが、この署名は、今も国連に展示されているはずである。
今回の再検討会議に向けては、核を持たない国々や国際NGOにより、「核兵器の非人道性」に関する国際会議がオスロ、メキシコ、に続いて昨年十二月にはウィーンで開催され、「核兵器の非人道性を完全に回避するためには核兵器の廃絶しかない」ことが合意されたことが、新たな動きとして注目されている。核兵器は非人道的兵器であることは、広島、長崎を見るまでもなく、誰もが認めることである。私は、生物・化学兵器が「非人道的」ということで国際的に禁止され、さらに対人地雷とクラスター爆弾も禁止されたが、核兵器が禁止されないのは全く矛盾していると思ってきた。核兵器は非人道的でない武器なのかと。それはそれとして、核保有国を中心にした「核抑止論」神話は根強く、核廃絶への合意はまだまだ容易ではない。
これを突き破るのは、先に述べたような国際的な非核保有国や国際NGOによる「核兵器は非人道的である」との声明に賛同する国を現在の百五十五カ国からもっともっと増やしていくこととともに、唯一の被爆国である日本政府の動きを強めることである。その日本政府を動かす力は、私たち日本国民の世論であり、一人でも多くの人の「核兵器全面禁止のアピール署名」を集めることがその力になります。NPT再検討会議までの時間は残り少なくなりましたが、多くの皆様の思いを集めてニューヨークの行動に参加してきます。

署名&代表派遣カンパにご協力ください

(1)「核兵器の全面禁止アピール」署名の協力方法
こちらから、署名用紙をダウンロードできます。これをご利用いただくか、事務局にご連絡ください。用紙をお送りします。
(2)NPT再検討会議への代表派遣カンパの協力方法
次の口座宛に振り込みいただけますと幸いです。
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連絡・問合せ先:協会事務局反核医師の会担当
TEL 052-832-1346 / FAX 052-834-3584

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