核戦争に反対する医師の会

【14.11.06】核性能実験に強く抗議する

核性能実験に強く抗議する

核戦争に反対する医師の会・愛知は、アメリカが核兵器の性能実験を行っていたとの発表を受けて、アメリカのオバマ大統領宛に以下の抗議文を送付しました。


アメリカ合衆国大統領
バラク・オバマ 様

核戦争に反対する医師の会・愛知
代表 浅野 晴義 
      

核性能実験に強く抗議する

 アメリカ合衆国エネルギー省国家核安全保障局の公表によると、貴国は今年9月以降、強力なエックス線を発生させる「Zマシン」という装置を使い核爆発に近い状況をつくり、核兵器の性能実験を2回行ったという。核爆発を伴わないとはいえ、明らかに核実験である。
 私たちは人々のいのちと健康を守る医師・歯科医師として、この核実験の実施に激しい怒りを覚える。

 今年10月に開かれた国連総会第一委員会では、核兵器の非人道性を告発し、全面廃絶を求める「核兵器の人道上の影響に関する共同声明」が発表され、これまでで最も多い155カ国がこの声明に賛同している。今回の核実験の実施は、貴国を世界各国から孤立させるものである。また貴国の核実験は、核保有の理由を他国に与える機会ともなり得る点で、国際社会の流れに全く逆行している。

 また、この核実験について、国家核安全保障局のクロツ局長は「核性能実験は重大な責務」との発言をしており、あなた自身が言明した「核兵器のない世界の実現」とは全く相容れない発言であり、これに抗議する。
 私たちは、被爆者をはじめ核兵器の廃絶を求める世界の人々の期待や願いを踏みにじる貴国の核実験に強く抗議する。

 私たちは、性能を確認する実験を含む、すべての核実験と核兵器開発計画の即時中止を求める。そして、2015年NPT再検討会議を来年に迎える今、核兵器の全面使用禁止・廃絶の一刻も早い実現のために、核兵器禁止条約(NWC)締結交渉開始に真摯に対応するよう、強く要求する。

以上

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