核戦争に反対する医師の会

【13.11.6】核性能実験に強く抗議する

核性能実験に強く抗議する

核戦争に反対する医師の会・愛知は、アメリカが核兵器の性能実験を行っていたとの発表を受けて、アメリカのオバマ大統領宛に以下の抗議文を送付しました。


アメリカ合衆国大統領
バラク・オバマ 様

核戦争に反対する医師の会・愛知
代表 徳田 秋


核性能実験に強く抗議する
 アメリカ合衆国エネルギー省国家核安全保障局の公表により、貴国が今年7月〜9月の間に強力なエックス線を生み出す「Zマシン」という装置を使い、核爆発に近い状況をつくり、核兵器の性能実験を行っていたことが明らかになった。
 私たちは人々のいのちと健康を守る医師・歯科医師として、貴国の核実験の実施に激しい怒りを覚える。

 今回のようなZマシンによる実験は10回に及ぶとのことだが、核兵器の性能を確認するという行為は、あなた自身が言明した「核兵器のない世界の実現」に全く逆行し、核兵器に執着する行為であり、2010年NPT再検討会議で貴国も参加して確認した最終文書の精神からも逸脱する行為である。
 この間2015年NPT再検討会議に向けた準備委員会も始まっており、この中でも核兵器の非人道性に触れ、「二度と使われない事を保証する唯一の手段は完全な廃絶だ」とする「核兵器の人道的影響に関する共同声明」が発表されている。先の第68回国連総会第一委員会でも、「核兵器の人道的影響に関する共同声明」が125カ国の連名により発表された。今回の核実験の実施は、貴国を世界各国から孤立させるものである。また貴国の核実験は、核保有の理由を他国に与える機会ともなり得る点で、国際社会の流れに全く逆行している。

 私たちは、被爆者をはじめ核兵器の廃絶を求める世界の人々の期待や願いを踏みにじる貴国の核性能実験に強く抗議する。
 私たちは、性能を確認する実験を含む、すべての核実験と核兵器開発計画の即時中止を求める。そして、核兵器の全面使用禁止・廃絶の一刻も早い実現のために、核兵器禁止条約(NWC)締結交渉に真摯に対応するよう、強く要求する。

以上

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