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【22.01.25】医科診療報酬改定情報(6)

「これまでの議論の整理(案)」 中医協に示される

 12月24日の中医協では、届出業務の簡素化や内視鏡手術の評価の他、これまでの議論で指摘された慢性維持透析の評価や、耳鼻咽喉科領域の処置料の包括化などが議論されるとともに、支払側委員、診療側委員から令和4年度診療報酬改定に対する意見がそれぞれ述べられた。また、1月21日に公聴会を開催することが了承された。
 1月12日には、一般病棟等の重症度、医療・看護必要度の見直し案などが示され議論されるとともに、「令和4年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」が示された。続いて14日の中医協に諮問がされ、意見募集(パブコメ)を1月21日まで行うことが了承された。
以下に、「これまでの議論の整理(案)」から、医科にかかわる主な内容を抜粋して掲載する。

1.新型コロナウイルス感染症等にも対応できる効率的・効果的で質の高い医療提供体制の構築
▽新型コロナウイルス感染症患者等に対する診療等に係る外来、入院、在宅等における特例的な評価、要件に係る特例的な措置を引き続き実施
▽外来診療時の感染防止対策に係る体制の新たな評価と、感染防止対策加算の名称・要件・評価の見直し
▽一般病棟用の重症度、医療・看護必要度の評価項目と、入院料の評価の在り方を見直し
▽地域包括病棟入院料の要件及び評価、回復期リハビリテーション病棟入院料の評価の在り方の見直し
▽紹介状なしで受診した患者から定額負担を徴収する責務がある医療機関の対象範囲、保険給付範囲及び定額負担の額等の見直し
▽地域包括診療料等の対象疾患の見直しと要件の追加
▽機能強化加算の要件の見直し
▽在宅療養支援診療所(病院)の要件に、地域支援事業等への参加、人生の最終段階における適切な意思決定支援に係る指針の作成を追加
▽専門性の高い看護師が高度なケアと管理を実施した場合の新たな評価
▽医療的ケア児、小児慢性特定疾病児に係る学校医等との連携を促す観点から、診療情報提供料Ⅰの情報提供先、対象患者の見直し
▽一定の期間内に処方箋を反復利用できるリフィル処方箋の仕組みを設ける

2.安心・安全で質の高い医療の実現のために医師等の働き方改革等の推進
▽手術及び処置に係る時間外加算1等、夜間看護体制加算等の評価の見直し
▽医師事務作業補助体制加算の要件・評価の見直し
▽看護職員・看護補助者により充実した研修を実施した場合等の新たな評価

3.患者・国民にとって身近であって、安心・安全で質の高い医療の実現
▽優先的に保険導入すべき新規技術についての新たな評価と、既存技術の評価の見直し
▽多職種連携を推進する観点から生活習慣病管理料の要件及び評価の見直し
▽医学管理の部に、プログラム医療機器を使用した場合の評価に係る節を新設
▽情報通信機器を用いた場合の初診の新たな評価、再診、医学管理の要件及び評価の見直し
▽アウトカム評価を推進する観点から、データ提出加算の届出を要件とする入院料の範囲の拡大
▽生活習慣病管理料、在宅時医学総合管理料、疾患別リハビリテーション等を算定する場合におけるデータ提出に係る新たな評価
▽標準的算定日数を超えて行う疾患別リハビリテーション料の要件の見直し
▽一般不妊治療、生殖補助医療、男性不妊治療に係る医療技術等について新たな評価を行う

4.効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上
▽後発医薬品の使用割合が高い医療機関に重点を置いた評価とするため、後発医薬品使用体制加算等の要件の見直し
▽湿布薬を処方する場合に、処方箋等に理由を記載することなく処方ができる枚数の上限を見直し
(つづく)

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