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【19.07.25】2019年度の指導方針(2)

行政文書開示請求で指導の選定資料などを入手

協会では2019年度の指導方針について、東海北陸厚生局に情報開示請求を行い、選定委員会に提出された資料などを入手した。昨年度の個別指導の実施件数と指導結果、今年度の個別指導予定件数などの指導対象選定資料の中から、本号では集団的個別指導(集個)の対象件数、院内処方と院外処方の調整点数など、得られた情報を紹介する。

集個対象件数は、上位8%件数に満たず
今年度の集団的個別指導(集個)の対象医療機関数は表のとおりとなっている。
基準点数(病院は平均点数の1.1倍、医科診療所と歯科医療機関は平均点数1.2倍)を超え、かつ上位8%に該当する場合に集個の対象となるが、レセプト件数が30件未満の医療機関と、前年度・前々年度に集個または個別指導を受けた医療機関は集個の対象から除かれて、今年度の集個対象件数が決められている。
表をみると、一般病院と内科(人工透析有)の医科診療所を除いた他の区分では、「上位8%件数」が、「基準点を上回る件数」の3分の1以上となっている。さらに医科診療所と歯科医療機関では、内科(人工透析有)と泌尿器科を除いたほとんどの区分で、今年度の「集個対象件数」が本来集個の対象となる「上位8%の件数」よりも下回っており、精神・神経科や小児科では半分以下となっている。つまり3年間のサイクルの中で、基準点数を超える医療機関は上位8%までの医療機関に該当し、集個の対象となっていることがわかる。また、集個の対象医療機関が固定化されている状況が考えられる。

医科診療所の調整点数も明らかに
主に院外処方を行っている医科診療所には、院内の医療機関の平均点数との差を加える「調整点数」が設けられており、この点数も明らかとなった。あくまでも院外と院内のそれぞれの平均点数の差が調整として使用されており、個々の医療機関の実態とは異なる点に留意する必要がある。
他の開示資料では、昨年同様に診療科区分別のすべての医療機関の平均点数を上位から並べた一覧が開示されている。この一覧と、厚生局に問い合わせて回答された個々の医療機関の平均点数を突き合わせすると、自院の位置がどのくらいかがわかることになる。
集個は、毎年7月〜8月に開催されており、今年も同様の時期に開催される予定である。なお入手した資料によると、昨年度の集個を欠席した医療機関のうち、医科の2医療機関は正当な理由がない欠席であったため、今年度の個別指導の対象となっている。集個の通知に注意し、無断で欠席することは避けるよう留意したい。   (つづく)  

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