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【17.07.15】2017年度の指導方針(1)

開示請求で集団的個別指導の対象件数・平均点数が明らかに

 協会では2017年度の指導方針について、東海北陸厚生局に情報開示を求め、選定委員会に提出された資料などを入手した。
 今年度の指導については、厚労省の特定共同指導・共同指導に合わせ、個別指導時の持参物で「酸素の購入単価」(医科・歯科)、事前提出資料では「開設者・管理者経歴」「レセプト審査状況」(医科)が除かれたが、大きな変更はない。
 今回は、その中から今年度の集団的個別指導の対象となる平均点数などの資料を紹介する。

「平均点数」は透析・眼科、歯科を除いた各科で減少
 集団的個別指導の対象医療機関を選定する方法は前年度と変更はない。医科診療所の類型区分でも内科医療機関が3つに分かれ、在宅療養支援診療所の届出をしているグループが1つの区分となっている点や、平均点数の算定根拠に後期高齢者医療分が加わっていることにも変更はない。
 診療科区分別の平均点数は<表>のとおりである。前年の平均点数と比較すると、医科診療所では内科の透析医療機関、眼科を除いたほとんどの診療科区分で平均点数が減少しており、外科や泌尿器科では70点以上下がっている。歯科医療機関はプラス9点と微増となった。

調整点数も加味され、対象医療機関を選定
 集団的個別指導の対象となる医療機関は、診療科区分ごとの平均点数と各医療機関の平均点数とを比較し、該当する診療科区分の平均点数の1.2倍(病院は1.1倍)を超え、かつ上位8%以内の医療機関が選定の対象とされている。下表にある「基準点数」が平均点数の1.2倍または1.1倍の点数であり、その基準点数を上回る医療機関数も明らかとなっている。
 各医療機関の平均点数については、院外処方の場合は一般に平均点数が低くなるため、医科診療所では「調整点数」が設けられている。院外処方の医療機関には、この調整点数が加えられた点数が各医療機関の平均点数として、上位から順位が付けられる。
 実際に集団的個別指導の対象医療機関は、平均点数1.2倍(病院は1.1倍)超の医療機関のうち、前年度・前々年度に集団的個別指導または個別指導を受けた医療機関、レセプト件数が30件未満の医療機関は対象から除外される(対象件数と、対象医療機関の平均点数は下表参照)。

集団的個別指導の開催時期は前年とほぼ同じ予定
 集団的個別指導の日程は、「従来どおり」と言われている。昨年の集団的個別指導は、医科が8月、歯科が7月にそれぞれまとめて1回実施された。
 愛知県では、集団的個別指導は2時間程度の講義形式のみ実施され、個別方式の指導は行われない。なお、集団的個別指導は集団指導と異なり、正当な理由がなく拒否(欠席)した場合は、翌年度に個別指導となるので、注意が必要である。
 同じような講義形式で行われる集団指導については、昨年は、医科が7月、9月、翌年2月に開催され、このうち後半2回は新規開業と指定更新の医療機関の両方を対象にして開催された。また、歯科は8月と翌年1月に開催、2回とも合同の開催であった。
 個別指導の昨年度の実施件数と今年度の実施計画件数などについては、次回で紹介する。   (つづく)  

※1 病院欄の「その他」は、臨床研修指定病院、大学付属病院、特定機能病院を指す。
※2 診療所欄の「内科」のうち、(除く透析/在宅)は在宅療養支援診療所の届出をしている医療機関(透析が主の場合を除く)。
※3 内科には、呼吸器科、消化器科(胃腸科を含む)、循環器科、アレルギー科、リウマチ科が含まれる。
※4 基準点数は、病院は平均点数の1.1倍、診療所は平均点数の1.2倍。

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