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【15.07.15】2015年度の指導方針②

医科の個別指導は前年度よりマイナス25件

 2015年度の指導方針について東海北陸厚生局に情報開示を求め、入手した資料から今回は主に個別指導について紹介する。

2014年度の実績は医科39・歯科64
 個別指導は新規開業医を対象としたものと既設医療機関を対象としたものに分けられ、それぞれ仕組みが異なっている。
 2014年度の個別指導の実績、今年度の予定数は〈表①〉のとおり。
 既設医療機関を対象とした個別指導の実績を前年度と比べると医科では25件マイナスとなり実施されたのは39件であった。一方、歯科は前年度とほぼ同数が実施された。  

指導結果で既設では「概ね妥当」は1件のみ
 個別指導の結果は、①概ね妥当、②経過観察、③再指導、④要監査、の四つに分けられる。2014年度の既設医療機関を対象とした個別指導の結果の内訳が〈表②〉である。
 医科・歯科ともに、「概ね妥当」は1件のみ。一番多いのは医科・歯科ともに経過観察である。医科と比較して歯科では再指導が多く、さらに新規個別指導での再指導が多いのが特徴だ。表では示していないが、医科ではゼロ件なのに歯科では12件に及ぶ。再指導の時には新規医療機関の扱いではなく既設医療機関と同じ位置づけとなる。  

選定理由別の実績は今回開示されず
 選定理由別の指導結果について、保団連の運動が実って昨年度から開示されるようになった。
 しかし、愛知では2013年度実績が開示されたのが今年1月だった。理由はこの時期まで開示できる資料が存在しなかったため、と当局は言う。
 今回は、2014年度の選定理由別の内訳を開示するように要請したが、同じ理由で現時点での開示はできない扱いとなった。
 選定理由別の予定と実績を見たのが〈表③〉
 協会では、「1件当たりが高点数」を理由とした個別指導は実施しないように要請しており、県医師会も反対している。そうした経緯もあって2012年度まで医科はゼロ件だったが、開示された資料により高点数理由の個別指導が始まったことが分かった。  

指導対象のリストの提示方法など前年度どおり
 既設医療機関を対象とした個別指導の場合、指導の対象となる患者リストが30人示され、4日前に15人、前日の夕方に15人がFAXで知らされる。
 なお、新規指導の場合の対象リストは10人で4日前にFAXで連絡される。

指導の通知が来たら協会へ相談を!
 個別指導の通知は3週間前に該当する医療機関に送付される。通知が届いたら、まずは協会に相談していただくことをお薦めする。特に既設医療機関の指導においては、弁護士の帯同と録音を薦めている。
 また、協会が発行している『保険医のための審査、指導、監査対策〜日常の留意点』という冊子を活用されると良い。

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