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【11.06.25】東海北陸厚生局の指導方針2011(1)

集団的個別指導−平均点数はわずかにダウン=医科診療所

 2011年度の指導方針について東海北陸厚生局に情報開示を求め、選定委員会に提出された資料などを入手した。本号では、その中から今年度の集団的個別指導の対象となる平均点数などの資料を紹介する。

 集団的個別指導の選定方法は昨年度と同じ。選定の基準となる平均点数は(表)のとおりである。

 医科診療所の平均点数については、全体として減少傾向が続いている。前年度との比較では、わずかではあるが、全部の科でマイナスになった。こうした傾向は、全国的な平均点数の推移においても同じになっている。愛知での一昨年と比較で見ても、プラスとなったのは整形外科のみ。横ばいが眼科、それ以外はダウンとなった。
 歯科診療所は前年度よりも3点引き上がった。

 集団的個別指導の対象医療機関を選ぶ方式は、医科診療所の場合は院内処方をしている医療機関と院外処方の医療機関とで平均点数を調整することになっている。
 
 具体的には、「院内処方」グループの医療機関の場合は、(表)のうち、「平均点数」と、各医療機関の点数とを比較し、該当する標榜科の平均点数の1.2倍以上でありかつ上位8%以内であると選定の対象となる。いっぽう、院外処方せんを発行している「院外処方」グループの医療機関の場合は、各医療機関の点数に「調整点数」を加えた点数と「平均点数」を比較して同じように1.2倍以上でありかつ上位8%以内であると選定の対象となる。
 
 愛知の場合、集団的個別指導は1〜2日間に分けて2時間程度の講義形式で行われ、個別方式の指導は行われない。今年度、医科は9月、歯科は10月に開催する予定となっている。
 
 また、表にはないが、診療科別で見た平均点数より1.2倍以上となる診療所数の割合には、かなりバラツキがあることも分かった。各診療科毎の診療所総数に対して1.2倍以上となる医療機関数の割合が高いのは泌尿器科(78%)、精神・神経科(64%)、耳鼻咽喉科(50%)であり、逆に低いのは産婦人科(16%)、整形外科(18%)、小児科(20%)である。ちなみに、透析以外の内科診療所では、40%の医療機関が平均点数の1.2倍以上になっている。
 
 なお、「平均点数」の根拠となるデータや算出の仕方について、東海北陸厚生局指導監査課は、「厚労省本省で行っている」と述べるにとどまり、公表していない。

(つづく)  

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