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【11.05.25】東日本大震災支援報告

「診療所の再建にも政府の補償を」
「診療できない間の情報不足が不安」

 被災地の保険医協会会員は、死亡9人、全半壊310件以上、一部損壊約900件、自宅のみ損壊110件以上などとなっています(保団連調べ)。
 愛知県保険医協会は、4月4日から毎週継続的に協会事務局員を保団連災害対策本部のある宮城県に派遣しています。5月9〜12日まで現地入りした澤田事務局次長の現地レポートから、一部を紹介します。

◇  ◇  ◇東松島市(歯科)
 診療所と隣接する自宅が床上浸水。家族を連れて逃げようと思った時には、すでに周囲の道路が冠水しており、自宅の2階へ避難。その後3日間、水が引かず、家族とともに自宅の2階に閉じ込められた。医療機器が全て使えなくなった。自宅の再建だけでなく、診療所などの再建にも政府の補償が受けられるようにしてほしい。

石巻市(医科)
 診療所と隣接する自宅が全壊。震災当日、先生は診療所に一人残っていたが、2階の天井下30センチの所まで津波が押し寄せ、九死に一生を得た。

七ヶ浜町(歯科)
 診療所が全壊。隣のセブンイレブンは跡形もなく流された。地震直後、すぐに停電し、防災無線も聞こえなかった。携帯電話でワンセグを見た患者さんの、「津波が来る」との声で、スタッフと患者さん全員で高台に逃げ、危機一髪だった。多くの患者さんがなくなったため、歯型の提供を求められるが、PCが水没し、データ復旧に40万円かかる。また、震災に関する厚生労働省の通知が、場当たり的でよくわからない。今後、当分診療できないので、その間の情報不足が不安だ。

  水に浸かったカルテを日干し

  泥まみれで使用不能の歯科チェア

  消波ブロックに乗り上げている小型漁船

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