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【11.05.15】東日本大震災救援 現地レポート

「患者さんのため翌日から再開」
「復旧に5000万円かかる」

 保険医協会は、4月以降保団連災害対策本部のある宮城県に事務局を派遣し、会員を一件ずつ訪ねて被災状況確認と救援募金を届ける活動を行っています。4月18日から22日まで現地入りした川辺・前島両事務局員と、同じく4月25日から28日まで滞在した日下事務局員からの報告を一部紹介します。

仙台市内(青葉区・太白区・泉区)
「ビル最上階(12階)の診療所だが、高層階のため揺れが大きく、レントゲンが天井にぶつかって壊れる等の被害が出た。また水道やガスが1カ月以上止まったため、漸く4月18日から診療を再開できた」(仙台市・青葉区、内科医院)
「自宅は2週間グチャグチャで、土足で生活。水がなくて困った。口腔外科なので、全身疾患の白血病などで加療中の患者さんで、点滴・輸液管理の必要な方もいる。そういう患者さんに対応する薬剤を確保するのに苦労した。患者さんの3分の1ぐらいは古川・気仙沼・石巻など遠方の患者さん。避難所に避難している患者さんのもとに、薬を届けることもやった」(仙台市・青葉区、歯科医院)
「ライフラインは止まっていたが、薬などに困る患者さんもいるので地震の翌日から診療を再開。水が出なくて、自分で毎日60リットル運んだ。他の医師がどうなっているのか知りたい。診療所間の連携ができたら。困ったところに手助けの気持ちで支援に入れたらと思っている」(仙台市・青葉区、内科・精神科医院)
「診療所が全壊し、移転を考えている。患者さんのことがあるので近場で捜したい。収入が減るので、大きな不安がある」(仙台市・太白区、内科医院)
「待合室の天井は崩れ落ち、鉄筋と配管がむき出し。外壁の崩れと、柱や基礎への損害が深刻なため、仙台市から『危険な建造物』に指定された」(仙台市・泉区、整形外科医院)
このほか、「全壊した診療所を再開する場合に、諸々の届出等を簡素化してもらいたい」「診療所の建て直しや、医療機器の買い替えに、税制上の措置をして欲しい」の声も。

大崎市
「増築したリハビリ棟の部分が地盤沈下で傾いた。基礎から建て直しせざるを得ない。駐車場も15cmから30cmの沈下が見られる。これらの復旧に5千万円くらいかかると思う」(大崎市、病院)

  パノラマ撮影機器が壊れたままの歯科医院(仙台市太白区)

  階段が約30cm沈下した病院通用口(大崎市)

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