協会の主張・決議・要望

【20.03.16】新型コロナウイルス感染症の発生に伴う医療機関へのマスク等の安定供給強化、医療提供体制確保に関する緊急要望

新型コロナウイルス感染症の発生に伴う医療機関へのマスク等の安定供給強化、医療提供体制確保に関する緊急要望

2020年3月16日
内閣総理大臣 安倍晋三 殿
厚生労働大臣 加藤勝信 殿
愛知県知事  大村秀章 殿
 新型コロナウイルスに関連した感染症の発生に伴い、感染者との接触や飛沫感染などのリスクが高い一般の医科・歯科医療機関等におけるサージカルマスクを始めとした各種マスクや消毒液、医療用の防護服、ゴーグル、グローブなどの不足は解消されないばかりか、一層深刻さを増しています。
 また、厚労省の3月6日付事務連絡「新型コロナウイルスの患者数が大幅に増えたときに備えた医療提供体制等の検討について」では、愛知県内の当該外来患者数は24,877人、入院患者数は11,933人、重症患者数は404人と試算されており、現在の県内感染症指定医療機関12カ所・72床、協力医療機関33カ所・89床では、1.4%しか受け入れできず、70倍以上に提供体制を整備しなければならないということを示しています。愛知県・大村知事は、9日の会見で「協力医療機関の協力がなければ大変厳しい状況」と述べていますが、厚労省が想定するピーク時に備えた医療提供体制の抜本強化と、保健所・保健センターを窓口とする帰国者・接触者相談センターの機能強化も欠かせません。厚労省は、帰国者・接触者外来の増設や、一般の医療機関で外来・入院を担当する医療機関を増やす方針ですが、そのための支援も示されるべきです。
 政府や県におかれましては、医療機関の感染対策と医療提供体制確保のため、下記の対策を緊急にとっていただくよう、強く要望いたします。

一、医療体制確保のため、一般の医科・歯科医療機関等へのマスク、消毒液、ゴーグル、グローブなどの供給確保に国が責任を持ち、メーカーへの増産要請の強化や行政機関に備蓄したマスク等の提供など、不足解消に向けた実効ある取り組みを早急に行ってください。
一、一般医療機関で必要な感染予防策を講じて外来医療を行う場合に欠かせない必要な防護具を無償で提供するとともに、検査実施可能な設備などを整備するために必要な経済的補填を行ってください。
一、感染症指定医療機関・協力医療機関をはじめ、医療提供体制を拡充してください。
一、新型コロナウイルス感染に限らず、エアロゾルによる感染対策など、医療現場では日常診療でスタンダード・プリコーションの遵守が必要です。医療従事者の感染防御・診察室や診療器具の感染予防対策などの正確な情報提供を行ってください。
一、マスク等の供給不足対策について、政府・県は、正確で懇切・丁寧な情報発信に努めてください。
以上
愛知県保険医協会
理事長 荻野高敏

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