協会の主張・決議・要望

【17.09.15】保険医年金

真面目に自分の未来・将来の家族を考えて

国民年金は、月額16,490円の保険料を40年掛けて、65歳から月額65,000円の年金を受給する。厚生年金は現役時代の収入の2割の保険料を40年間掛けて、65歳から現役時代の収入の4割を年金受給するように制度設計されている。しかし、40年の要件を満たさなければ受給額は少なくなり、年金財政の悪化による受給額の削減や、支給開始年齢の引き上げも考えられる。もう公的年金だけでは、豊かな老後を過ごすことができない時代になってしまったのだ。
幸い私たち医師・歯科医師は、リタイアの時期を自分で決めることができ、働き続けることができる。しかし、それは元気であってこその話であり、高齢になればリスクは常について回る。安心した老後を迎えるためには、公的年金に頼らない老後資産の形成が必須ではないだろうか。
そんな中、保険医年金は老後資産の形成にうってつけの制度だ。定期預金の金利が軒並み0.1%を下回るなか、保険医年金は年1.259%という高利率で運用され、受託生保会社の運用状況によっては配当が上乗せされる。
また、自在性があることも保険医年金の魅力だ。掛け方、受け取り方の双方に自在性があり、月額掛金は一口1万円で、最高30万円まで加入できる。収入の増減に合わせて、掛金の増・減額も可能だ。受け取りに関しても加入時に年金受給開始年齢を決める必要がなく、加入後五年経てば何歳からでも年金受給が開始できる。資金需要があれば一時金として受け取ることもできる。この自在性は、今流行の確定拠出年金(iDeCo)には無い魅力だ。
私には今年29歳になる一人息子がいる。おかげさまで3年前に歯科医師国家試験に合格することができた。その時、私が最初に彼に勧めたのが、保険医協会への入会と保険医年金の加入だ。これから日本は未曾有の人口減少化社会に突入する。2008年に1億2,800万人を記録した人口は、2060年には8,000万人にまで減少すると推計されている。その時に日本経済がどうなっているのか、それを今想像することはできない。保険医年金は若い先生にこそ入っていただきたいのだ。保険医協会は公助の充実を求めているが、それでは足りない未来に備えて、自助努力をする必要がある。真面目に自分の未来、将来の家族のことを考えてみてはどうだろうか。

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