協会の主張・決議・要望

【11.03.19】東日本大震災をうけて原発問題で要請提出

浜岡原発、福島第一原発などで中部電力などに要請提出

愛知県保険医協会公害環境対策部は、東日本大震災をうけて浜岡原発、福島第一原発などに関して、中部電力、静岡県知事に要請書を提出しました。

要請文
 福島原子力発電の東日本大地震、津波来襲後の脆さは、殆どの国民の知る所となってしまいました。かって原発事故の恐ろしさを指摘する見解に対して、原発建設を推進する技術者や政治家たちは、我が国では原発の大事故はありえないと主張し続けたのでした。
 特に、ECCS(緊急炉心冷却装置)が用意されているので、万全の備えであると説明されていたのです。ところが今回発生した東日本大地震の結果、福島第1原発の1号、2号、3号、4号と次々にECCSが動かず、炉心部の水位低下という重大な結果を簡単に招いてしまいました。そのために建屋の水素爆発といった事故を起こし、あげくの果てには海水を注入して水位を保とうといった醜態を晒すことになったのでした。その結果として炉心部の再使用が困難になる可能性がありますが、その海水投入でさえも水位が十分上昇したかどうかわからないといった報告がなされていたとのことです。
 このような危険な原子力発電を55基も国内に造りつづけてきたこれまでの政治の責任はどうなるのでしょうか? 特に福島第1原発3号機はMOX燃料を使用しているとのことで、より一層危険であると考えております。
 私どもの愛知県は、浜岡原発が最も近く、原発事故があった場合には重大な影響を受けることとなります。そこで次の諸点をお願いいたします。

1、老朽化した原発は、一旦停止して安全性を十分に確認してください。浜岡原発のなかには、不完全なコンクリートを使って建設された原発があるときいております。そのタイプが何号炉であるかわかりませんが、その原発は直ちに停止して下さい。
2、浜岡はすぐそばに3本の活断層があるときいております。それゆえ原則としてこの地に原発は不向きと考えます。やがては原発はすべて中止するという方向で考えていただきたいと思います。
3、福島第1原発の3号機は、MOX燃料を使用していたそうです。これはまだ安全性が確立しておらず、しかも事故の場合はより多くの放射能を放出する懸念があります。したがってプルサーマルの企画は直ちに中止していただきたいと考えます。
4、福島原発の場合には、電気系統の破壊から重大な事故とむすびついていたようです。特に原発の保安と関係ある電気系統は三重の安全装置を備えるべきと考えます。津波などによる電気系統の破壊は絶対確実に防げるような装置を備えて下さい。
2011年3月19日
愛知県保険医協会公害環境対策部会     
部長 土井 敏彦 
 
中部電力株式会社
代表取締役社長 水野 明久 殿

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