協会の主張・決議・要望

【09.01.15】新年にあたって

変化の年、迅速で正確な情報を届けます

 明けましておめでとうございます。「変」の字で締めくくられた子年が暮れ、丑年が明けました。牛歩の如くでもいい、ゆっくり確実に歩みを進める年にしたいものです。
 昨年は、後期高齢者医療制度、外来管理加算の5分間ルールなど、こまねずみのようにくるくると制度が変わり、医療者も受診者も振り回されました。また麻生首相は、医者は社会常識が欠落している人が多いとか、国民一律にお金をあげようとか、何もしない人の分の金(医療費)を何で私が払うのかなど、変なことを口走りながら今もって迷走中です。
 世界を見ると、至上のものであったはずの民主主義、自由主義、資本主義が暴走し、モンスター化したマネーが人々を貧困に追いやりました。変なことが続きすぎると、人は新たな変化を求めるのでしょうか。日本でも世界でも、人々はこのままではいけないと思い始めているように思います。アメリカは変化をオバマ氏に求めました。オバマ氏が暴走しないように監視してほしいものです。日本も今年は大きな変化が起こることでしょう。
昨年の二つの判決、イラク訴訟と大野病院事件での勝訴は保険医協会の大きなバックアップの結果であるとともに、人々の意識の変化の表れでもあります。
 本紙新春対談でお話を伺った長谷川眞理子氏は、他者への共感こそが人間だけの持つ能力であり、人類の将来の希望はそこにあるけれど、組織は駒として人を見るので政治の世界には他者共感が入り込む余地がないといわれています。しかし、一方で、北欧社会は今、連帯ある資本主義を目指すことにより、豊かな福祉社会を作り上げているということを何かで知りました。持てる者が持てない他者に分配することは福祉の原点であり、他者理解の原点でもあります。生きる権利が保障される国を私たちがどう作っていくかを今一度考えたいものです。
 愛知保険医新聞は、協会の機関紙として、迅速で正しい情報の提供を目指すとともに、多くの会員の交流の場として、半世紀にわたる伝統を重んじながらも新しい工夫をし、読んで楽しくためになる紙面づくりに励んでまいりますので今年もよろしくお願いします。

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