あいち医師・歯科医師九条の会

【17.09.15】医師九条の会が憲法のつどいを開催

平和主義こそが日本国憲法の「主題」

   「あいち医師・歯科医師九条の会」と保険医協会は、第24回の憲法のつどいを8月26日(土)午後、協会伏見会議室で開き、医師や市民ら45人が参加した。「どうなる憲法、どうする憲法〜改憲の試練の中で」をテーマに、桐山桂一氏(東京新聞・中日新聞 論説委員)を迎えた。桐山氏は論説委員として社説などの執筆を分担。現行憲法の先進性である平和主義の原則を守るべきとの立場から講演した。
 安倍首相は、2013年第二次安倍内閣の時に、憲法改正の手続きを定めた96条を変えようとした。この目論見を、石川健治東大法学部教授が立憲国の憲法を定める権力が動くことを「革命」と定義し「革命の教唆だ」と批判し、また、2014年7月の集団的自衛権行使容認の閣議決定は「法秩序の連続性の破壊=法学的にはクーデター」と話したことを紹介した。
 三権分立の中で、行政権の優位性を利用し、安倍政権は自らへのコントロールを次々と外してきた。内閣人事局を設置し官僚を統制する。日銀総裁、NHK会長などの人事も意のままにし、立法においても小選挙区制で党内の反対派を公認権で抑える。きわめて独裁的な政治を行っている。
 日本国憲法は9条で軍事を削除し、国際的な約束として諸国に平和主義を宣言した。交響曲に例えれば平和主義こそが「主題」である。「主題」が変わればまったく別の曲となる。安倍首相はこの「主題」を変えようとしている。
 安倍首相は「非立憲主義専制政治」を目指している。9条の2項を残して3項を「加憲」するという矛盾を含んだ提案を、国民を改憲賛成に誘導するために言い出した。集団的自衛権を既成事実として自衛隊を合憲とする3項を加えれば2項は全く空文化する。それは日本国憲法でなくなることを意味すると話した。
 質疑では「なぜ急に年内の改憲発議を言い出したのか」との質問に、「安倍首相は日本国憲法が前文からすべて嫌いで、とにかく壊したい。自身の在任中に改憲を実現したいという野心からだと思う」と答えた。

 

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