あいち医師・歯科医師九条の会

【14.10.25】あいち医師・歯科医師九条の会が憲法のつどい開催

憲法の先進的な価値を選び直そう

アピール賛同132人増で1226人に
 「あいち医師・歯科医師九条の会」は、第18回の憲法のつどいを9月27日(土)、協会伏見会議室で開催、医師や市民ら45人が参加した。
 はじめに、山内一征代表世話人が挨拶し、安倍政権の集団的自衛権行使容認の閣議決定で日本が再び戦争をする国に転換する危機感からか、「九条の会」アピール賛同がこの1カ月で132人増えて1226人になったことが報告された。
 講師には、長峯信彦氏(愛知大学法学部教授)を迎え「今、憲法を守ることの歴史的意義と使命〜改憲論のトリックと未来への責任〜」と題して講演を受けた。
長峯氏は、改憲派が「今の憲法は押しつけだからダメ」と批判するが、「国民主権」をはじめ社会権など人権条項の多くや象徴天皇制などは日本の国会審議や憲法学者らの発案が反映した事実を紹介した。
 また、安倍政権が集団的自衛権行使の容認を閣議決定したことは、憲法尊重擁護義務(憲法九九条)違反ばかりか、国会で何度も確認された国家としての憲法解釈を一内閣の閣議決定で覆したことになり、憲法違反そのもので立憲主義の崩壊を意味すると厳しく批判した。
 そして、「人権」「民主主義」は、今や世界共通の価値理念だが、日本国憲法はこれを70年前に取り入れ、さらに侵略戦争禁止に留まらず、「平和的生存権」まで明記して徹底的な平和主義を掲げている点で世界でも先進的な価値原理を有していると述べた。
 空気や水のような存在になっている憲法だが、改憲派は「新しい人権」「自衛隊の明記」などにこだわり続けている。これに対し、私たちは戦争や原発、TPPなどの本質を直視し、真に人類にとって必要な価値は何か、未来に向けた責任ある選択は何かを選び直すことが必要だと結んだ。
 今回のつどいでは、愛知大学法学部学生の塚田薫氏も講演した。塚田氏は『日本国憲法を口語訳してみたら』(幻冬舎刊)の著者。憲法原文の「日本国民は」を「俺たちは」と訳しているが、一人称の「俺」には人それぞれに違う視点が存在し、「国民」はその集合体という見方をすれば、一人一人の日常の中で憲法に向き合えるのではと述べた。

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