あいち医師・歯科医師九条の会

【14.02.25】試練に立つ「立憲主義」 医師九条の会がつどい

試練に立つ「立憲主義」―人権保障の後退
医師九条の会がつどい

2月15日(土)、「あいち医師・歯科医師九条の会」は憲法のつどいを協会伏見会議室で開催し、鈴木秀美氏(大阪大学大学院高等司法研究科教授、比較憲法学・情報法が専門)が講演、40人が参加した。
鈴木氏は、安倍政権の下で特定秘密保護法、日本版NSC法の強行採決をはじめ、法制局長官やNHK会長などで首相の意を汲む人事が行われていること、安倍首相が解釈改憲は自らの判断で可能と受け止められる発言を行ったことに触れて、権力分立によって権力を制限して人権保障をする「立憲主義」が試練に立たされていると述べた。そして、現行憲法の人権保障規定を後退させる内容の憲法草案を発表している自民党政権の下で「特定秘密保護法で政府は取材や報道の自由は確保されるというが、果たして守られるのか疑問」と警鐘を鳴らした。
鈴木氏は、ドイツ憲法が「人間の尊厳の尊重・保護」や「社会権・生存権」を基本原則としており、この憲法を拠り所に社会への不満や批判の少数意見も取り上げることを求める市民社会が民主主義を育てていると述べ、原発・公害問題などにみるように市民の少数意見を無視する政治エリートが存在する日本では、社会の中で自由・民主主義の成長が必要とした。

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