あいち医師・歯科医師九条の会

【10.03.05】池住義憲氏を迎えて憲法のつどい

「守れ九条 イラク派兵違憲判決を受けた私たちの課題」
池住氏を招き講演会

判決時の垂れ幕を掲げる池住義憲氏  「あいち医師・歯科医師九条の会」は、2月13日、第9回憲法のつどいを協会伏見会議室でひらき、医師・歯科医師ら42人が参加した。
 山内一征世話人代表が開会挨拶に立ち、2005年10月に「あいち医師・歯科医師九条の会」が発足して以来、23回の世話人会開催とニュース発行16号、9回の「憲法のつどい」を開き、「九条の会」アピールへの賛同は1,072人を数えていることを報告。「民主党政権下で当分は明文改憲の動きは遠のいているように見えるが、学習を力に国民的運動で改憲を阻止する必要がある」と述べた。
 つづいて、池住義憲氏(「自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会」代表、立教大学大学院教授)が、「守れ九条〜イラク派兵違憲判決を受けた私たちの課題」と題して講演した。
池住氏は、2003年のイラク戦争開始後、「大量破壊兵器の存在」「フセインとアルカイーダに関係がある」という戦争正当化の大義名分が崩れてもなお戦争が継続され、日本は「非戦闘地域だから」とイラク派兵特措法で自衛隊派兵を実行したことに触れ、自衛隊イラク派兵差し止め訴訟に踏み切った経緯を説明。
 名古屋高裁での請求事項「(1)違憲確認、(2)派兵差し止め、(3)損害賠償」――は、いずれも棄却されたが、判決文の中で「イラクにおいて行われている航空自衛隊の空輸活動は、政府と同じ憲法解釈に立ち、イラク特措法を合憲とした場合であっても、武力行使を禁止したイラク特措法(中略)に違反し、かつ、憲法九条一項に違反する活動を含んでいることが認められる」と、政府の行為を現憲法下で初めて九条に違反すると確定させた画期的意義があると述べた。
 さらに、判決が「平和的生存権は、憲法上の法的な権利として認められるべき」「裁判所に対してその保護・救済を求め法的強制措置の発動を請求しうるという意味における具体的権利性が肯定される」と述べたことも大きな意義として紹介した。
 そして、判決を受けた私たちの今後の課題として、現政権が「国際貢献」「人道復興支援」「PKO」の名目で自衛隊派兵を追求していることに注意を促し、名古屋高裁判決を活用して過去の自衛隊派兵の例を検証することの重要性を訴えた。また、日米安保条約が改定50年を迎えた今年、安保条約を平和友好条約に変えるような行動を起こしたいと結んだ。

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